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<title>【 Yaruki-Blog 】</title>
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<description>ジャズギタリスト、スズキイチロウがお送りする日々の活動日記。</description>
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<title>2009年</title>
<description> みなさんこんにちは。 やっとパソコンにきちんと向かえる状態になりまして。 なんでって、持病の頭痛、これが年末に慢性化し、切ない年越しでありました。 困ったもんです。イテーのなんのって。紅白も最後まで見ることが出来ず、布団の中でイテーイテー言いながらラジオ聴いて越年しました。ああ情けねー。 なので、今年は早々から頭痛退治をまず目標に、記念写真を撮ってみたり、練習の改善を試みてみたり、対処療法ではないタイ
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<![CDATA[ みなさんこんにちは。 <br /><br />やっとパソコンにきちんと向かえる状態になりまして。 <br /><br />なんでって、持病の頭痛、これが年末に慢性化し、切ない年越しでありました。 <br /><br />困ったもんです。イテーのなんのって。紅白も最後まで見ることが出来ず、布団の中でイテーイテー言いながらラジオ聴いて越年しました。ああ情けねー。 <br /><br />なので、今年は早々から頭痛退治をまず目標に、記念写真を撮ってみたり、練習の改善を試みてみたり、対処療法ではないタイプの医学にも世話になってみようと思ってます。 <br /><br />いろいろご迷惑、ご心配をおかけした皆様、「病人ははよ帰れ」と気遣っていただいた仲間のみなさん、申し訳ありませんでした。 <br /><br />さてこのような頭痛になって困るのはイテーだけでなく、物事に集中出来ず、そのため鬱々してくること。これは違う意味でとても不便です。仕事柄精神状態が後ろ向きになると直接品質に影響する我が稼業、幸い私には「合奏が楽しいエンジン」という脳内モルヒネ機能が簡単に動くようにノウミソに用意されているので、演奏はまだ影響されないのですが、現場にいくまでがどうしても重くなりがち。トイレいくのもめんどくせー状態で楽器揃えて譜面揃えて常磐道乗ってというロジックがなかなか稼動しない。ここにもってきて発作がピークになると <br /><br />万事休す。 <br /><br /><br />先日、たまたまケーブルテレビをボーっとみていたら作家の五木寛之氏が出ていた。 <br />鬱の時代という対談であった。 <br /><br />鬱の時代か。 <br /><br />ボーっと考えた。 <br /><br />確かにまわりには元気のない人が多い。暗い話題ばかりが聴こえてくる。 <br /><br />先日鎮痛剤キメての東京仕事の帰り、最終列車だったのですが、これが人身事故で遅れに遅れ、駅についたのが午前2時でした。車内での苛立ちもわからなくはない、2時に着いたら寝るのは4時、翌日も平日なので翌朝はまた長い道のりをこの路線に乗っていかなければならない。そんな焦りがあってか、列車の遅れを中年の男性が駅員にくってかかっていたが。 <br /><br />でも、例え赤の他人であろうと、つい先ほど、人ひとりの命が関わった出来事なのですよ。 <br />何かがおかしい。そして恐ろしい。その心無さは今の時代では正常なことであるのか。 <br /><br />鬱の時代。 <br /><br />これには私も社会に関わって生きている限り、知らず知らずのうちにこうして巻き込まれていくのであろう。現に年賀状はいつもどおりのメンバーから来たが、手書きのコメントはずいぶん減っているし、私が2週間書かなかったMIXIも、同じ時期からマイミクなみなさん自身の日記が数少なくなっている。 <br /><br />連鎖が起こっているように感じられる。 <br /><br />しかし。もしそうだとしても。 <br /><br />私は巻き込まれたくない。この仕事は何の保障もなく、しかも心を扱う商売、巻き込まれても誰も助けてくれないばかりか、そのまま見捨てられて終了。 <br /><br />それはいやだ。この仕事が好きなのでまだやりたい。 <br /><br /><br />みなさん、今更ではございますが、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。 <br /><br />そんなわけで2009年、ワタクシの抱負は <br /><br />★頭痛を根本的に駆逐する <br /><br />そして <br /><br />★鬱の時代に巻き込まれないために…、 <br /><br />1)笑顔の人と率先してお付き合いする、そうでない人との付き合いは極力避ける <br /><br />2)鬱々した音楽を自らやらないようにする <br /><br />3)ケーブルテレビのニュースを映しっぱなしにしない <br /><br />4)この時代に巻き込まれたくなくて足を運んでくれるお客さんのために、心を込めて演奏をする（例えひとりしかいなくても） <br /><br />5)苦手なことは極力やらない <br /><br />6)人の悪口言わない聞かない、つまらんトラブルに巻き込まれない <br /><br /><br />相変わらず身勝手かつヘタレな抱負でｽｲﾏｾﾝ。そういうわけなんで、全ての人とは申せませんが、この時代に巻き込まれないように頑張っているみなさんの一年が、笑顔に満ち、心豊かなものでありますようにお祈り申し上げますと共に、今年もまた現場でお会いできる日を楽しみにしています。 ]]>
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<dc:date>2009-01-13T14:25:03+09:00</dc:date>
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<title>退屈</title>
<description> うちの奥さんが言った今年最大の名文句。「音楽は退屈なものと、そうでないものしかない」と。ぎゃー。そのとおりである。ただ、退屈という感覚は人それぞれ、つまり主観。デートに誘って行ったコンサートが、自分はもう最高に面白いと思っているのに、隣の彼女が鼻ちょうちん出してるなんてのはよくある話です。高校の頃、浜田省吾がサイコーだと思っていた私は、レッドツェッペリンを友達から聴かされたとき、実に退屈で長い音楽
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<![CDATA[ うちの奥さんが言った今年最大の名文句。<br /><br />「音楽は退屈なものと、そうでないものしかない」<br /><br />と。<br /><br />ぎゃー。<br /><br />そのとおりである。<br /><br />ただ、退屈という感覚は人それぞれ、つまり主観。デートに誘って行ったコンサートが、自分はもう最高に面白いと思っているのに、隣の彼女が鼻ちょうちん出してるなんてのはよくある話です。高校の頃、浜田省吾がサイコーだと思っていた私は、レッドツェッペリンを友達から聴かされたとき、実に退屈で長い音楽だと思ったし、はじめてジャズ喫茶に連れていってもらったときも、そこはかなり本格的な店で会話禁止という筋金入り、つまり連れ立っていったのに話も出来ない、黙って聴いているしかない、しかも爆音で長～い後期のコルトレーン。お経かと思えるほど「退屈であった。」<br />でもキャバクラばっかり行ってる私のバカな友人は、歌手のいない音楽そのものが退屈だと言う。つまり私のやっていることは退屈だと言うのですな。親しいからってテメー世の中には言っていいことと悪いことがあると文句を言いたくもなるが、そもそも音楽そのものが退屈だと思う人だってたっくさんいるわけで、これは残念だが仕方がない。<br /><br />退屈なものは長い。<br /><br />では短ければいいのかというと、昨今の和製ポップスのほとんど、私は退屈で聴いていられない。<br />音楽理論に「ケーデンスの原理」ってのがありますね。コード進行がこうなったらこれにいくべきで、これには行かないよというやつです。昨今あまり重要視されない古い理屈なので私はそんなに順守してもいないのですがそれにしても。<br /><br />昨今テレビから流れる和製ポップスの特徴。<br /><br />C-F-G7ときてさあサビで何を言いたいのかなーと期待するとケーデンスを裏切り<br /><br />またF-Fm-G7-…となり、さあ今度こそサビであろう言いたいことがくるぞーと期待すると。また<br />F-Fm…。<br /><br />しかもそれに乗っかる歌詞はまるでヤリ逃げしたねえちゃんへの言い訳のような内容が<br />「××だったね～」「△△だったよね～」と延々。<br /><br />曲・詞ともに何が言いたいかよくわからん。従って実に<br /><br />退　屈　で　あ　る　。<br /><br />ポップスは5分以内に完結するのにああ退屈。音楽は長いから退屈なわけではなさそうだ。<br /><br />…<br /><br />退屈という心理。言い換えると、この心理は相手に対して心の扉を閉ざしている状態。<br /><br />友達の身の上話、相手に対して心を開いている状態であれば（親身といいますな）真面目に聞くものだが、そこまでのお付き合いでない、まだ距離がある相手の場合、うんうんと聞いているふりをして、実は髪の生え際みて「こいつの頭髪、5年もたねーなー」とか「鼻毛出てるよー」とか意外と気を散らしていたり、みなさんもしてるでしょう、会社の上司の説教ん時とかね。退屈なんですねー。<br /><br />心の扉が閉じた状態では何を聴いても退屈なものでありますね。<br /><br />同時に心を開いて聴こうとしても、肝心の音楽そのものが「退屈」な出来であれば、当然退屈なわけです。（当たり前）<br /><br />この2つの要素が悪循環を起こすと、我々は存続の危機になってしまう。<br /><br />つまり。<br /><br />日常で心を閉ざした人が、ライブという異空間で心を開きたくて来店、ところが演じている音楽が退屈でガッカリ、昼間説教された上司の生え際や鼻毛を思い出し、開くつもりだった扉に二重の鍵をかけてしまう。あの店にはもういかないと憤る＝ライブのお客減少。<br /><br /><br />「音楽は退屈なものと、そうでないものしかない」<br /><br />大スターのコンサートは多くのファンが客を構成している、ファンはチケットを手に入れた時点で、いやその前から心の扉をおっぴろげているわけです。<br /><br />我々場末の演奏家はそういうわけにはいかない。日常で心の扉を閉ざした人たちが、その開放を求めてフラリと立ち寄る。<br /><br />今年もいろんなジャンルの音楽をやりました。そしてジャンルの壁は昨年よりさらに低くなりました。<br /><br />★最近の若いリスナーは長い音楽を聴く体力がない。<br /><br />★あなたがた若いタンゴ演奏家には何の期待もしていなかったけれど、演奏はとてもよかった。<br /><br />★最近のジャズはメロディが聴こえないので、私はあまり好きではありません。<br /><br />★もたれ合う演奏ではなく自立した合奏を。<br /><br />★お前の演奏長すぎるよ、20分なんてあり得ない、オレなんて一秒だって短くしようと悩んでるのに。<br /><br />これらはすべて今年、お客さんや店のマスター、同業者に言われたことです。<br /><br />全ての人が退屈しない音楽なんて全く読めないけれど（キャバクラには勝てない、そういうやつもいる）、少なくとも現場に来てくれたお客さんに対して、退屈でない演奏がどれだけ出来たかなー。<br /><br />まだまだだなー。来年こそは。<br /><br /><br />私が教えているポップス学校の生徒のひとり。彼は数年前、私のところに来た時に、とても真面目で素直なのはいいけれど、泣かず飛ばずな楽曲を作り、それなりに唄うという、つまり自己満足で退屈なものしか出来ないやつだったのですが、今年あるきっかけで自信がついたのか、今までの苦労が一気に開花し、自信たっぷりなオリジナル曲を引っさげてとうとう来年CDデビューが決まったらしい。その彼のメールの一部。<br /><br />★たまに音楽の神様が微笑む瞬間があったりするから、また音楽が好きになるんでしょうね。<br /><br />音楽は退屈なものとそうでないものしかない。<br /><br /><br /> ]]>
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<dc:date>2008-12-24T13:53:26+09:00</dc:date>
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<title>年の瀬</title>
<description> Xmasだというのにヒマだ。不景気だなー。テレビでもそんな話ばかり。かなり深刻らしい。我々の現場も苦戦中。不景気で最初に割を食うのは我々形のないものを売る商売であろうか。うちの奥さんの実家は下町の鶏屋で、この時期だけ丸焼きをやるのですが、今年は予約でいっぱいだそうです。こんな不景気ではレストランで食事とはいかず、家でクリスマスをやるということらしい。昔、不景気だと花屋は繁盛したという。「貧しきときこそ
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<![CDATA[ Xmasだというのにヒマだ。<br /><br />不景気だなー。テレビでもそんな話ばかり。かなり深刻らしい。<br /><br />我々の現場も苦戦中。不景気で最初に割を食うのは我々形のないものを売る商売であろうか。<br /><br />うちの奥さんの実家は下町の鶏屋で、この時期だけ丸焼きをやるのですが、今年は予約でいっぱいだそうです。こんな不景気ではレストランで食事とはいかず、家でクリスマスをやるということらしい。<br /><br />昔、不景気だと花屋は繁盛したという。「貧しきときこそ花一輪」と。<br /><br /><br />今年は年末ぎりぎりに4日連続仕事があり、その勢いで一気に今年が過ぎる予定です。<br /><br />正月がまたくる。つい先月くらいに正月を迎えたばかりって感じで一年が経つのが早すぎるなー。ということはあっという間に楽器を弾いたり、合奏したり出来なく時が来るんだろうな。<br /><br />今年。これまで不摂生のわりには医者知らずだった私もついに常備薬を携帯する身分になってしまった（慢性頭痛で）。不眠にも悩まされ、体調に左右された一年であった。これはそういう年齢なので仕方がないか。明らかに残り時間が少しずつ短くなってきているということをこうして思い知らされる。<br /><br />仕事で楽器弾きをはじめて10数年、どっこい私はやめずになんとかやっている。もっと上手い人はごろごろいるし、第一こんなカネにならない仕事、なんで継続できているか不思議でならない。<br />選民思想はよくないが、でもやはり音楽というものに限らず、仕事はみな選ばれたものがやるものかもしれないと最近よく考える。政治家はまさに選ばれた人がやるから当然として、警察官も社長もレストランのオーナーも医者も主婦もみな、選ばれし運命によってその役をやらされている、つまり生かされている。意味を持って世間様と関わっていると思う。<br /><br />私がやっていることも何らかの意味を持っているのでしょう。なのでやらせてもらっているとしか言いようがない。ありがたいことです。<br /><br />「貧しきときこそ花一輪」<br /><br />思えば憂鬱な新聞記事の多い一年でもあった。年金問題、理不尽な通り魔事件、食品偽装、ガソリン180円/&#8467;、弱者切捨て、そしてこの世界的不況が追い討ちをかける。国民を「下々（しもじも）の者」と発言し、カップラーメンの価格が400円と認識している総理大臣が司る、機能を失った民主主義の成れの果て。<br /><br />貧しいのは財布だけではないこの時代。<br /><br />我々のこの稼業、貧しきときこそ、誰かの心が少しでも豊かになるようにとがんばらなければ。<br /><br />と思う。<br /><br /> ]]>
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<dc:date>2008-12-23T12:26:00+09:00</dc:date>
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<title>12/9 イチロウQ2.0　なってるハウス</title>
<description> イチロウカルテットをはじめてすでに５年。いきついた先はこんなサウンドでした。当時、なってるハウスで月一でやっていた私のユニットも今では年に数回、今年は年に２回めですが、どう思われてもやっぱりジャズでありたい、自由でありたいという気持ちは残ったようで、こんな編成でも自由にやってみたいと考えています。今年の４月にはじめてやった編成です。その時の音源がありましたので、紹介しておきます。http://www.kameda-
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<![CDATA[ イチロウカルテットをはじめてすでに５年。<br /><br />いきついた先はこんなサウンドでした。<br /><br />当時、なってるハウスで月一でやっていた私のユニットも今では年に数回、今年は年に２回めですが、どう思われてもやっぱりジャズでありたい、自由でありたいという気持ちは残ったようで、こんな編成でも自由にやってみたいと考えています。<br /><br />今年の４月にはじめてやった編成です。その時の音源がありましたので、紹介しておきます。<br />http://www.kameda-house.com/ichiro/sound/stanley.asx<br />良いか悪いかは本人のなのでわからないのですが、こんなのやってるのも日本ではうちだけかと。<br /><br />寸前告知でスイマセン。お待ちしています。<br />------------------------ <br /><br />12月9日　入谷なってるハウス <br />【 Ichiro-Q 2.0 】 <br />スズキイチロウ(ｇ)小森慶子(bcl)早川純(bandoneon) <br />金子清隆(per) ]]>
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<dc:date>2008-12-07T21:37:33+09:00</dc:date>
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<title>第一印象</title>
<description> そういえば私は子供の頃から「決めつけが早い」とよく怒られた。第一印象で判断して、それで済ませてしまう悪い癖。しかも、その決め付けを中心に理由を後付けしてるもっと悪いところがある。あるなー。第一印象だけで切り捨てていて、後々後悔・懺悔したものとその理由。（ファンのかた、関係者のかたには不愉快な文面で、スイマセン。すべて私が誤解をしていた＆改心したというものなのでどうかひとつ）パットメセニー軟弱なフュ
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<![CDATA[ <br />そういえば私は子供の頃から「決めつけが早い」とよく怒られた。<br /><br />第一印象で判断して、それで済ませてしまう悪い癖。しかも、その決め付けを中心に理由を後付けしてるもっと悪いところがある。あるなー。<br /><br />第一印象だけで切り捨てていて、後々後悔・懺悔したものとその理由。<br />（ファンのかた、関係者のかたには不愉快な文面で、スイマセン。すべて私が誤解をしていた＆改心したというものなのでどうかひとつ）<br /><br />パットメセニー<br />軟弱なフュージョンギタリスト<br /><br />キースジャレット<br />リチャードクレーダーマンみたいな音楽だと（あの中腰のポスターを見て早々に）<br /><br />ビルエバンス<br />上記に同じ（あの鍵盤うつむきポスターを見て）、ジャズピアノはハービーハンコックこそと思っていた。<br /><br />ECMレーベル<br />ウインダムヒルと同列のニューエイジ音楽だと<br /><br />フルアコタイプのエレキギター<br />玉川カルテットなどの漫談で使う楽器<br /><br />ガットギター<br />演歌かクロードチアリ<br /><br />オフコース<br />女々しい歌を売り物にする軟弱グループ（このグループを好きだったやつがイヤなやつで嫌いだった）<br /><br /><br />バンドネオン<br />アコーディオンと区別つかず。上野のお山の「右や左のだんな様～」なものかと。（どんな時代のイメージだ。まあジャズで使われない楽器だからかな）<br /><br />バイオリン<br />ヒステリックな楽器（天才バカボンでパパがバイオリン弾いて町がパニックになる話のイメージかなって、それはあまりにもひどい決め付け。この楽器もあまりジャズでは使われないのが理由です）<br /><br />みなさんほんとにほんとにｽｲﾏｾﾝでした。ワタクシが間違っていました。<br /><br />で、極めつけが<br /><br />タンゴ。<br /><br />社交ダンスなムード音楽だと思っていた。<br /><br />もう少し詳しく書くと<br /><br />リズムは例のチャッチャッチャか、ズチャッチャだけで、単調かつ古臭いものだと。髪型はポマードだが後ろにバックさせるリーゼント型ではなく、Mrオクレみたいな横分けビッタリ方で蝶ネクタイ、ダンスといえば、ええと、昔ビッグコミックスピリッツで「ゴールデンラッキー」という不条理な4コマ漫画がありましたが、あんなふうな人たちが…、本気で怒られそうなのでもうやめとこ。<br /><br />ジャズを長年やっていると、よくわかる。ジャズはチンチキチンな4ビート、みんな髭生えてて、いえーいわっかるかなーわかんねーだろうなーなアレ。そう思っているお客にたくさん会うのは仕方がないことで。<br /><br />違ーーう、そんな簡単なもんじゃねー、私ゃ髭生えてねーと思って、やってきました。<br /><br />ではそこまで言うならタンゴはどうか。<br /><br />最近やっと、そんなもんではないことが身にしみてよくわかる。<br /><br />ああ、なんとも鈍感でｽｲﾏｾﾝ。<br /><br />そうなのです、確かにリズムの在りようはある。けれど、パターンではない。むしろそれを否定している節さえ感じられる、そしてやりようによっては自由に扱えるリズムの柔軟性を実は持っていたのです。<br /><br /><br />それがわかってから、演奏が楽しくてしかたがない。ジャズのようなアドリブソロこそないが、リズムに柔軟性や自由があり（同じテンポのままいくとは限らないのはジャズと違う感覚です）、乱暴に言えばリズムにアドリブ性がある。<br /><br />アドリブ性のある音楽は、熱い。<br /><br />可能性はまだまだあるのではないか、と先日お客さんに言われた。最近、ずっとそう思っていたので嬉しかった。<br /><br />でもです。<br /><br />タンゴに出会う前、出会った頃の私は上記のとおりの誤解だらけの決め付け。決め付けていたから、最初はイヤだった。ジャズがヘタになると師匠にも反対されたので、心配でもあった。<br /><br />スケジュールをさっき振り返ってみたら、2004年12月小松ｒ太とある。この頃、私タンゴどころかピアソラさえ興味なんてなく、ないので知ろうともしていませんでした。（知らない状態で難しい曲をやることになり、実はかなり苦痛な仕事だったが、譜面読めないのを指摘でもされればもう二度とこういう仕事はしなくて済む、開き直れるという心構えで、そのかわりコレが最後と思ってすごく練習した、そしたら少しこの手の音楽が好きになってしまっていた）ちょうどこの仕事の次がミユキタンゴのデビューコンサートになっている。<br /><br />あれから4年か。<br /><br />ひねくれたこの心がなければもっと早く好きになっていただろうに。<br /><br />自分の感性のなさが情けない。<br /><br />きっと面白い音楽はどんなスタイルでも奥が深くて面白いんだろーな。津軽三味線も、御詠歌も、フラメンコもロックもクラシックも。<br /><br />人生が何度もあれば、いろいろやってみたいものですが、時間がないなー。<br /><br />今タンゴは楽しい。その御陰でジャズの仕事がずいぶんなくなったが、タンゴばかりやっているせいか、たまに弾くジャズはサウナの後の水風呂状態で、実に楽しい。ふつーのスタンダードで十分楽しい。フリージャズ系はすでに仕事が皆無なので、やってみないとわからないが、きっとこれも楽しめるように思う。<br /><br />ジャズもタンゴももっといろんな人に誤解なく伝わるようにがんばろうと思う。<br /><br />当時の私のように、音楽は好きだけれど、外面の第一印象だけで誤解している人もたくさんいるはずで…。私が言うと説得力があるんだか、ないんだか。<br /><br />そもそも言う資格があるのやらないのやら。<br /><br />------------------------<br /><br />12月9日　入谷なってるハウス<br />【 Ichiro-Q 2.0 】<br />スズキイチロウ(ｇ)小森慶子(bcl)早川純(bandoneon)<br />金子清隆(per) ]]>
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